ご家族の方へ

ご家族の方へ

私の祖母は、私が小学校高学年の時に脳梗塞で倒れ、右半身麻痺になりました。それとともに、認知症も少しずつ進行し、私の事を父親の名前で呼ぶようになりました。

写真:院長祖母1
祖母は内科医で、昔はバリバリ仕事をして、非常に気の強い人でした。いつも強気な祖母が日々弱っていくのを見るのは、子供の私にも辛いものがありました。夜中にトイレに行く時に転倒する事が多く、家族がいつも寝不足でかなり追いつめられた状態でした。

私は大人になってから聞いたのですが、父と母は「このままでは一家共倒れになる」と感じ、施設に入れる事も初めは考えたそうです。施設を見学に行くと、それはすさまじい光景だったそうです。言う事を聞かない認知の入ったお年寄りは、腕をベッドに縛り付けられ、支払う金額によって一日何回オムツ交換をしてもらえるのかが決まっていたそうです。その日の体調によって調子がよい日もあれば、調子の悪い日も当然あるわけですが、いくら粗相をしてしまっても決められた交換しかしない、ということでした。
写真:院長祖母2

「人間の尊厳とは一体何なのだろう?」と父は考えたのでしょう。このような非人間的な扱いを祖母に受けさせるくらいなら一家共倒れになる覚悟で祖母を家族で診よう、ということになりました。いろいろとその後も大変な事は起こりましたが、ある日曜の夜、「ビートたけしの元気が出るテレビ」の高田純次氏を観てゲラゲラ笑った後にトイレに行って、座りながら息を引き取っておりました。なかなか幸せな最期であったと思います。

身内の方のリハビリや介護は本人も辛いし、家族も辛い事がたくさんあると思います。しかし、どうせ生きるなら明るく楽しく前向きに生きていきたいですよね。そのためにも少しでも私がお手伝いできればと願っております。 まずは一度、私の無料体験マッサージを受けてみてください! そして、身体の変化を体感してみてください!
写真:家族イラスト